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眼科専門医と認定されると、認定証がもらえますがその期限は5年間です。眼科専門医資格を更新するには、この5年の間に眼科専門医制度委員会が認定する学会参加や研究・学術活動(点数制)を行い、100点を取得しなければなりません。この点数は、例えば学会出席1日3点、講習会出席1時間1点、学会発表2〜4点、論文4点など事細かに規定されています。従って眼科専門医になってもその後の勉強を怠ると、専門医の資格を剥奪される事になります。眼科専門医を名乗り続けるには生涯勉強が必要ということになります。 現在眼科医を標榜なさっている先生方の中には、種々の事情により(例えばご結婚とかご出産とかご留学とか)手術経験などの条件が満たせず、眼科医として充分な技量と知識をお持ちになりながら眼科専門医の認定をお持ちでない先生もいらっしゃいますが、少なくとも眼科専門医の認定をお持ちの先生方は、一定の眼科の知識や経験をもっているという一つの目安になります。最近コンタクトレンズ量販店に隣接したクリニックの中には、眼科医としての研修をほとんどしていないにもかかわらず、あたかも眼科医のようにコンタクトレンズ処方などをなさっておられる先生がおられるようです。このようなクリニックでは、患者さんの眼にトラブルが発生したときには、適切な対処を受けられない可能性もあります。あなた自身の眼を守るためにも、安心して任せられる眼科医をお探しになってください。 なお、最近は眼科専門医の名前が公表されており、日本眼科学会のホームページhttp://www.nichigan.or.jp/index.jsp を閲覧すると専門医一覧が検索できるようになっています。 |
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